Product Overview

LabSat 4 - 12bit GNSS 記録再生システム


LabSat 4は、高度なGNSS信号の記録・再生装置で、最新の技術を用いて多彩なシミュレーションが可能です。最大3つのRFチャンネルを利用して、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSなど複数の衛星信号を同時に記録し、最大12ビット量子化と最大60MHzの帯域幅に対応します。これにより、実際の環境に極めて近い条件でテストが可能です。さらに、SatGenソフトウェアと組み合わせることで、リアルな運転シナリオを作成し、車両やデバイスの性能を精密に検証できます。

用途としては、自動車業界や航空宇宙、スマートデバイスの開発などに最適で、研究開発から量産まで幅広く対応します。ポータブルで使いやすく、複雑なテストの自動化も可能なため、効率的な作業をサポートします。LabSat 4は、GNSS関連のテストにおいて高い信頼性と精度を提供する理想的なソリューションです。

本体には、7TBのSSDとバッテリーが内蔵できるように設計されていて、蓋をあけて簡単に交換することが可能です。 バッテリーは2時間の連続使用が可能です。
また、外部入力として、
CAN-FD x 1 、CAN x 2、RS232、デジタルパルスを同時に記録再生することができます。


主な特長

- 3 チャンネル RF 入出力に対応
LabSat 4 は、最大 3 系統の GNSS 信号を同時に記録・再生可能です。各チャンネルは独立して設定可能で、より複雑なテスト条件に対応します。

- 最大 60 MHz の広帯域 & 12 ビット I&Q 量子化
高速・高精度なデータ取得を可能とし、マルチバンド・マルチコンステレーション環境の忠実な再現が可能です。

- マルチGNSS対応
GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC、SBAS など、幅広い衛星システムと周波数帯域をカバーし、現実の信号環境を正確に再現可能です。

- 外部信号との同期記録
CAN、CAN-FD、RS232、デジタル信号などと同期したデータ取得が可能。GNSS 信号と連携したシステムの評価に最適です。

- 大容量 SSD & 高速インターフェース
内蔵 7.6 TB SSD に加え、ギガビット Ethernet および USB 3.0 による高速データ転送に対応。大規模なシナリオや長時間の収録に対応します。

- Web GUI と API 対応
直感的な Web ベースの操作画面により、誰でも簡単に操作が可能。API により自動化や他システムとの連携も容易です。

- SatGen シナリオ生成対応
任意の位置・時間・移動経路に基づく GNSS 信号を仮想的に生成可能。リアルな試験条件の再現や未来環境のテストにも活用できます。(SatGenソフトウェアは有料オプションです。)

仕様概要

- RF チャンネル数:3(同時記録/再生)
- I&Q 量子化:1、2、4、8、12 ビット
- 帯域幅:10 ~ 60 MHz(可変)
- 対応 GNSS:GPS(L1/L2/L5)、GLONASS(G1/G2/G3)、Galileo(E1/E5/E6)、BeiDou(B1/B2/B3)、QZSS(L1/L2/L5/L6)、NavIC、SBAS
- 外部入力:CAN×2、CAN-FD×1、RS232×1、デジタル入力×4
- 内蔵ストレージ:7.6 TB SSD
- 通信:ギガビットEthernet、USB 3.0
- 電源:8 ~ 30 V DC、最大消費電力 32 W
- 動作温度:0 ~ +60°C

LabSat 4 は、高度な GNSS テスト要件に応えるフラッグシップモデルとして、GNSS受信機の開発や精密測位機器の試験に理想的です。

記録可能なGNSS信号の一例

GPS:  L1  /  L2  /  L5
GLONASS:  G1  /  G2  /  G3
BeiDou:  B1  /  B2a/b  /  B3
QZSS:  L1  /  L2  /  L5 / L6
Galileo:  E1  /  E5a/b  /  E6
SBAS:  L1 / L5
NavIC:  L1 / L5 

最大3つまでの中心周波数を自由に設定することができます。
指定した中心周波数に対して帯域幅を指定することができます。帯域幅は10~60MHzです。 (付属のアンテナが対応していない周波数帯域の場合、アンテナはユーザー側でご用意ください。)

[LabSat 4 カタログ_日本語]
[LabSat 4 WEBマニュアル]

本製品はデモ機のご用意があります。




LabSat 4 Core - 4bit GNSS 記録再生システム


LabSat 4 Core は、GNSS 信号の記録・再生・シミュレーションに対応した高性能なシステムで、マルチコンステレーションおよびマルチバンドに対応しています。最大 4 ビットの I&Q 量子化、10~60 MHz の可変帯域幅、3 つの独立した RF チャンネルを備え、柔軟なテスト環境を提供します。販売が終了したLabSat3 Wideband 相当のスペックです。


主な特長

- 3 チャンネルの RF 入出力:各チャンネルで最大 4 ビットの I&Q 量子化と 10~60 MHz の可変帯域幅を設定可能。
- マルチコンステレーション対応 :GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC、SBAS など、主要な GNSS 信号の記録・再生に対応。
- 外部データ同期 :CAN、
CAN-FD、RS232、デジタルイベントなどの外部信号を GNSS データと同期して記録可能。
- ユーザーフレンドリーな Web インターフェース :ブラウザからのアクセスで、設定や操作が容易。
- 高容量ストレージと高速データ転送 :7.6 TB の内蔵 SSD と、Gigabit Ethernet および USB 3.0 による高速データ転送を実現。
- API による自動化 :API を利用したテストの自動化や、他のシステムとの統合が可能。
- SatGen シミュレーションソフトウェアとの連携 :任意の時間、場所、軌道を設定したカスタムシナリオの作成が可能。(SatGenソフトウェアは有料オプションです。)

仕様概要

- RF チャンネル数 :3
- 量子化ビット数 :1、2、4 ビット(I&Q)
- 帯域幅 :10~60 MHz(チャンネルごとに可変)
- サンプリング周波数 :帯域幅に応じて自動調整(10~61 MHz)
- データ形式 :I&Q
- 外部信号記録 :2×CAN、1×CAN-FD、1×RS232、4×デジタル入力
- 電源電圧 :8~30 V DC
- 消費電力 :32 W 未満
- 動作温度範囲 :0~+60 ℃
- 保存温度範囲 :-20~+60 ℃
- 基準発振器 :TCXO または OCXO(選択可能)

LabSat 4 Core は、開発、研究、製造ライン、品質保証など、さまざまな GNSS テストシーンに対応する柔軟性と拡張性を備えています。
将来的なアップグレードにも対応しており、LabSat 4 への移行もスムーズに行えます。


記録可能なGNSS信号の一例

GPS:  L1  /  L2  /  L5
GLONASS:  G1  /  G2  /  G3
BeiDou:  B1  /  B2a/b  /  B3
QZSS:  L1  /  L2  /  L5 / L6
Galileo:  E1  /  E5a/b  /  E6
SBAS:  L1 / L5
NavIC:  L1 / L5 

最大3つまでの中心周波数を自由に設定することができます。
指定した中心周波数に対して帯域幅を指定することができます。帯域幅は10~60MHzです。 (付属のアンテナが対応していない周波数帯域の場合、アンテナはユーザー側でご用意ください。)

[LabSat 4 Core カタログ_英語]
[LabSat 4 WEBマニュアル]




LabSat 4 Lite - 2bit GNSS 記録再生システム


LabSat 4 Lite は、GNSS 信号の再生に特化した高コストパフォーマンスモデルです。最大 3 チャンネルの RF 出力、10~60 MHz の可変帯域幅、最大 2 ビットの I&Q 量子化に対応し、シンプルながらも高精度な GNSS テスト環境を提供します。製造ラインやベンチテストなど、再現性の高いテストが求められるシーンに最適です。本モデルは、CAN、CAN-FD、RS232、デジタルイベントなどの外部信号の同期に非対応です。


主な特長

- 3 チャンネルの RF 出力 :各チャンネルで 10~60 MHz の可変帯域幅と最大 2 ビットの I&Q 量子化に対応。
- マルチコンステレーション & マルチバンド対応 :GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC、SBAS など、主要な GNSS 信号の再生が可能。
- 高容量ストレージと高速データ転送 :7.6 TB の内蔵 SSD と Gigabit Ethernet、USB 3.0 による高速データ転送に対応。
- ユーザーフレンドリーな Web インターフェース :ブラウザからのアクセスで、設定や操作が容易。
- SatGen シミュレーションソフトウェアとの連携 :任意の時間、場所、軌道を設定したカスタムシナリオの作成が可能。(SatGenソフトウェアは有料オプションです。)

仕様概要

- RF チャンネル数:3
- 量子化ビット数:1、2 ビット(I&Q)
- 帯域幅:10~60 MHz(可変)
- 対応信号:GPS(L1、L2、L5)、Galileo(E1、E5a/b、E6)、GLONASS(G1、G2、G3)、BeiDou(B1、B2a/b、B3)、QZSS(L1、L2、L5、L6)、NavIC(L1、L5、S バンド)、SBAS(L1、L5)
- ストレージ:7.6 TB SSD
- データ転送:Gigabit Ethernet、USB 3.0
- 電源電圧:8~30 V DC
- 消費電力:32 W 未満
- 動作温度範囲:0~60°C

LabSat 4 Lite は、GNSS テストの入門機として最適なソリューションを提供します。
将来的なアップグレードにも対応しており、LabSat 4 への移行もスムーズに行えます。


記録可能なGNSS信号の一例

GPS:  L1  /  L2  /  L5
GLONASS:  G1  /  G2  /  G3
BeiDou:  B1  /  B2a/b  /  B3
QZSS:  L1  /  L2  /  L5 / L6
Galileo:  E1  /  E5a/b  /  E6
SBAS:  L1 / L5
NavIC:  L1 / L5 

最大3つまでの中心周波数を自由に設定することができます。
指定した中心周波数に対して帯域幅を指定することができます。帯域幅は10~60MHzです。 (付属のアンテナが対応していない周波数帯域の場合、アンテナはユーザー側でご用意ください。)

[LabSat 4 Lite カタログ_英語]
[LabSat 4 WEBマニュアル]





LabSat3 - GNSS L1 記録再生システム


LabSat3 は、衛星信号のL1 RF信号の記録・再生を行うことができるGNSSレコーダーです。
記録されるデータは、マルチパスや障害物の影響・大気 の影響などを受けている実際の衛星信号です。衛星数の制限もなく、その時にあるすべての衛星信号が記録 されます。


記録したデータはいつでもLabSat3 を通じて出力することができるため、オフィス居ながら様々なシチュエーションテスト を実施することができます。また、同じデータを繰り返し再生することができるため、開発中の製品のエラー調査や動作 確認などを非常に効率的に行うことが可能です。

加えて、LabSat3は高速デジタルポートを備えており、CAN-Bus信号もしくはRS232信号、デジタルパルス信号を同時に記録・再生することができます。
(注:デュアル・トリプルチャンネルモデルのみ対応しています。 シングルはアップグレードオプションです。)
これにより、LabSat3はシミュレーターとして効率的な業務環境を提供します。


主な特長

- 最大 3 チャンネルの RF 入出力
LabSat 3 は、最大 3 系統の GNSS 信号を同時に記録・再生可能です。各チャンネルは独立して設定可能で、複雑なテスト条件にも対応します。

- マルチコンステレーション対応
GPS(L1)、GLONASS(L1)、Galileo(E1)、BeiDou(B1)、QZSS(L1)、SBAS(WAAS、EGNOS、GAGAN、MSAS、SDCM)など、主要な GNSS 信号の記録・再生に対応しています。

- 高精度な信号記録
最大 2 ビットの I&Q 量子化と 9.66 MHz の帯域幅により、さまざまな GNSS 信号の高精度な記録が可能です。

- 外部信号の同期記録
CAN、RS232、デジタル信号など、GNSS 信号と同期して外部信号を記録できます。これにより、複数のデータソースを統合したテストが可能です。

- ユーザーフレンドリーな操作性
直感的な操作パネルとバックライト付き LCD により、簡単に操作が可能です。

- SatGen シミュレーションソフトウェアとの連携
オプションの SatGen ソフトウェアを使用することで、任意の時間、場所、軌道を設定したカスタムシナリオの作成が可能です。(SatGenソフトウェアは有料オプションです。)


主な仕様

- RF チャンネル数:最大 3(モデルにより異なる)
- 量子化ビット数:1、2 ビット(I&Q)
- 帯域幅:9.66 MHz
- サンプリング周波数:16.368 MHz
- 対応信号:GPS(L1)、GLONASS(L1)、Galileo(E1)、BeiDou(B1)、QZSS(L1)、SBAS(WAAS、EGNOS、GAGAN、MSAS、SDCM)
- 外部信号入力:CAN、RS232、デジタル入力(モデルにより異なる)
- ストレージ:32 GB SD カード、1 TB USB HDD
- 電源電圧:8~30 V DC
- 消費電力:16 W 未満
- 動作温度範囲:0~60°C
- サイズ:167 mm × 128 mm × 43 mm
- 重量:960 g(バッテリー含む)


記録可能なGNSS信号の一例

GPS:  L1
GLONASS:  G1
BeiDou:  B1
QZSS:  L1
Galileo:  E1
SBAS:  L1


LabSat 3 は、GNSS テストの入門機として最適なソリューションを提供します。
詳細については、お問い合わせください。

[LabSat 3 カタログ_日本語]
[LabSat 3 マニュアル_日本語]

本製品はデモ機のご用意があります。





SatGen Software V4


SatGen は、任意の時間・場所・動作パターンに基づいた GNSS シナリオを PC 上で生成できる高機能なソフトウェアです。世界中すべての場所・日時で動的なシミュレーションファイルを作成することができるので、海外向けGPSデバイスを検査する際に有効なツールです。



主な特長

- 任意の軌道・動作パターンを設定可能
自動車・船舶・航空機・ドローン・人工衛星など、さまざまな移動体の軌道を設定し、自由度の高いテストシナリオを構築可能です。

- 複数 GNSS コンステレーションに対応
GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC、SBAS などの信号を含むマルチコンステレーション構成のシナリオを生成可能。

- 高度な時刻・地理条件の設定
任意の「日時」「場所(緯度・経度・高度)」を起点としたシナリオ作成に対応。時差・衛星配置・可視衛星数などを正確にシミュレーション可能です。

- 地形・障害物の影響を反映(SatGen v4以降)
オプションで、都市環境や地形データを考慮したマルチパスや遮蔽の影響を模擬可能。

- ユーザーフレンドリーな GUI
Google Earth と連携したルート編集や、速度・加速度・方位の細かなカスタマイズが可能。直感的な操作画面で効率的にシナリオ作成が行えます。

- LabSat シリーズとの完全互換
作成したシナリオは LabSat 4 / LabSat 3 に直接エクスポート可能。ソフトウェア上での設計から実機再生までをシームレスに行えます。


主な機能一覧

- 任意ルート設計(手動入力 / Google Earth インポート)
- 定速 / 可変速 / 加減速の詳細設定
- 複数衛星システム対応(GPS, GLONASS, Galileo, BeiDou など)
- 高度変化・3D ルートのサポート
- 地磁気変動 / イオノスフェア・トロポスフェア誤差の設定(上位版)
- RINEX 経路データのインポート(SatGen v4 Pro)
- 実時間と加速時間でのシナリオ生成


使用例:
例えば、日本に拠点を置いて、ドバイ向けに発売する商品を開発しなければならないとします。 SatGenソフトウェアは、Google Earth等を利用して容易にドバイ付近のシミュレーションファイルを作ることができるので、日本に居ながら海外向け製品の動作確認テストを行うことができます。