VBOX

VBOX from Racelogic
Speed and Distance Measurement using GPS



VBOX は GPS を利用して走行中の車両の速度や移動距離・位置を測定することのできるシステムです。 
VBOX は小型の GPS データロガーとして開発されています。 そのため、車両CAN信号やアナログ信号をGPS信号と同期して記録することができます。(記録できる信号はモデルによって異なります。)

GPS計測は、非常に高い精度で速度・距離を測定することが出来る測定法です。 そのため、ブレーキ試験や運動性能試験など様々な試験に利用できます。GPSの原理に関しては "技術情報"の項目を参照してください。

VBOX 本体には、IMU (加速度計+ジャイロ) は内蔵されてません。 IMUは外付けオプションとして用意があり、VBOX3iシリーズに接続すると補正機能を利用することが出来ます。
VBOXの導入を初めてご検討される方は、こちらもご参照ください。


<サーキット走行での走行ル軌跡のサンプルデータ>



<加速・ブレーキ試験のサンプルデータ:車輪速度とエンジン回転数を同時に計測>




[ ブレーキ試験 ]
VBOXは発売されてから、自動車メーカー・タイヤメーカー・雑誌社・レースチームなど世界中で2000台以上販売されてきました。
その中でもVBOXは、欧州のブレーキ試験において標準機として使用されるようになり、現在でも多くの雑誌社・自動車メーカーさんで欧州ブレーキ認証試験に利用されています。



[ ADAS試験 ]
VBOX 車間距離計測システム・白線逸脱計測システムは日本の自動車メーカーさんの意見を取り入れ開発されています。 

特に北米・欧州のNCAP試験要項を満たすように改良されています。 本システムは、北米NCAPで使用されている機器との比較テストを行っており、同等の結果が出ることも確認されています。

新製品として、自動運転開発向けの複数ターゲット車間距離計測システムや、 市街地で車間距離計測を行えるシステムなどもリリースされています。


[ 独自開発のGPS受信機 ]
VBOX はGPS受信機基板メーカーと協力を行い、VBOX専用のGPS受信機を搭載しています。 

日本国内で作られている車両テスト用のGPSセンサーの多くは、市販されている地理測位用のGPS受信機基板がそのまま搭載されていることが多く、車両の計測に特化していないこともあります。
VBOX では車両テスト向けに改良された独自のGPS受信機を搭載しています。 たとえば、ツインアンテナモデルのGPS受信機では、スリップ角の測定を行うことのできる機能などが搭載されています。 この機能は、事前に直線を認識させる必要もなく、安定した連続するスリップ角の計測が可能です。


[ VBOX3i , VBOX3iSL ]
ハイエンドモデルである"VBOX3i データロガーシリーズ"においては、速度精度0.1km/h ブレーキ停止距離精度2cm以内を提供します。 また、それ以外にも様々なパラメーターを測定することが可能です

  • Velocity  速度
  • Distance 距離
  • Time    時間
  • Position  位置
  • Heading  方位
  • Lateral acceleration   横加速度
  • Longitudinal acceleration   前後加速度
  • Vertical velocity   垂直速度
  • Radius of turn   旋回半径
  • Circuit position   サーキット位置
  • Track layout   走行マップ
  • Lap time   ラップタイム
  • Coastdown calculations  コーストダウン測定

ツインアンテナのVBOXでは次のパラメーターも測定することができます。

  • Slip angle  スリップ角
  • Pitch angle ピッチ角
  • Roll angle  ロール角
  • Yaw rate  ヨーレート
  • Lateral velocity  横速度

また、VBOX にはたくさんのオプションモジュールが用意されており、VBOX の機能を拡張することができるようになっています。

VBOX をご購入いただきますと、専用のソフトウェアVBOXToolsが付属してきます。 本ソフトウェアを使用することで、加速試験やブレーキ試験・ラップタイム測定・サーキットでの走行軌跡の測定・コーストダウン試験を容易に行うことができます。[詳しくは"VBOXTools"の項目を参照してください]