VBOX Video HD2 25Hz
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VBOX Video HD2 25Hz Data Logger
【モデル】
VBOX Video HD2 25Hz 2 カメラキット + 80ch CAN
VBOX Video HD2 は、画像が鮮明なHDカメラを搭載したビデオデータロガーです。25HzのGPS受信機が内蔵されており、GPS情報、映像そしてCAN情報を同期して記録することができます。
VBOX Video HD2 の特徴は、画像の鮮明さと、広角カメラを採用している点です。カメラには、最新技術のグローバルシャッターが採用されていて、全てのピクセルを同時に記録し、歪みのない連続した静止画を撮影します。
また、1920 x 1080pの超高速 CMOS センサーによって各画面を高速撮影するため、素早く動く風景も綺麗に記録できます。カメラは、付属の純正カメラのみが使用可能で、画角は133° と非常に広角です。
映像データは、GPS測定データと同期されて、SDカードに保存されます。
GPS 計測では、速度・ラップタイム・走行軌跡・左右/ 前後加速度(GPS算出) 等を計測します。また、車両CANやRacelogic製オプションモジュールの入力、他のセンサーからのCAN入力も行なえるよう設計されています。
収録されたデータは、解析ソフトVBOX Test Suiteソフトウェア(もしくはCircuitTools ソフトウェア)を使用して詳しく解析することができます。
VBOX Video HD2は、「車両開発向けテスト」および「レース用データ解析」のどちらにも利用可能です。
新しく追加された、プリバッファー機能は、事象発生時から30秒までさかのぼって、データを取り戻すことが可能になりました。
予防安全機能の評価では、プリバッファー機能を利用して、フラグ信号が発生した前後のデータを計測することが可能です。
レース用データ解析では、通常は速度20km/hを越えたところから記録開始ですが、そこからさらに30秒戻ってデータが保存されています。 そのため、レーススタート時からのデータを取得することができます。
特徴
- ハイビジョンカメラを搭載
- 25Hz GPS を搭載 (速度, 距離, 加速度, ラップタイム, 走行軌跡の測定をおこないます)
- 最大2chのカメラ入力が可能
- 映像の記録にはMPEG4 のエンコードを採用 - ハイビジョンクオリティ
- 記録される映像のレイアウトを自由に設定が可能 – メーター, バーグラフ, コースマップ等
- 車両CAN入力が可能
- SD カードによる記録
- 音声入力が可能
- 軽量アルミボディ
- 設定/解析ソフトウェアが付属
- Racelogic社製VBOX オプションモジュールと組み合わせ可能
- VBOX3i 100Hz シリーズと同期計測が可能
測定パラメーター と 精度
- 速度 ±0.1km/h
- 時間 0.1s
- 緯度・経度 3m CEP (98%)
- 高度 10m CEP (98%)
- 垂直速度 ±0.2km/h
- 方位 ±0.3°
- 衛星数
- 前後加速度 ±1%
- 横加速度 ±1%
- 移動距離 <0.05%
- 80 x CAN入力
VBOX Video HD2 2カメラセットに含まれるもの
- VBOX Video HD2本体
- 12V DC シガー電源ケーブル
- GPS アンテナ
- SD カード
- 1080p カメラ - 3m x 2
- 小型サクションマウント x 2
- カメラクランプ x 2
- マイクロフォン
- ソフトウェア各種(ダウンロード)
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[VBOX Video HD2 カタログ_日本語]
[VBOX Video HD2 ハードウェア マニュアル_日本語]
[VBOX Video HD2 ソフトウェア マニュアル_日本語]
本製品はデモ機のご用意があります。
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車両CAN の測定
車両CAN計測の機能は、VBOX データロガー製品の1つの特徴です。 Racelogic社では、独自に自動車メーカーのCAN情報を解析して、そのデータベースファイルを作成しています。 データベースファイルは、ID非公開のファイルとなっており、VBOXデータロガー製品のみで利用することが可能です。
VBOX 製品(CAN計測対応)をご購入頂きますと、このデータベースファイルが設定ソフトウェアにインストールされていて、利用することができます。
[VBOX 車両CANの測定カタログ_日本語]
[車両CAN データベースリスト (一部)_英文]
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ソフトウェア
[画面レイアウト設定用 ソフトウェア]
画面レイアウト設定用ソフトウェアでは、HD2で記録する画面のレイアウト設定を行います。 例えば、GPSからの速度をメータで表示されたり、サーキットの位置情報を表示させたりしながら、Video
VBOXに記録されるデータを自由なレイアウトで設定します。車両CANから取得したアクセルペダル位置やブレーキ踏力などを表示することも可能です。
[Circuit Tools ソフトウェア]
付属するCircuit Toolsソフトウェアは、サーキットでの運転解析に特化したソフトウェアです。最大4つのラップを同時に比較することができます。(下の例は、2つのラップを比較したものです。)
また、ラップの比較は複数のファイルでも行えます。 そのため、プロと訓練生のデータを比較して、運転技術向上に利用することも可能です。
画面は、「ラップタイム画面」、「映像画面」、「チャンネル画面」、「データ画面」、「MAP画面」で構成されています。
また、本ソフトウェアは「Delta-T」と呼ばれる、2つの走行のタイムの差をグラフ化することができます。この機能により、どこで遅れているのか、どこでタイムを取り返したのか、を確認することができます。
ダウンロード
本ソフトウェアは、無料で提供されており、以下URL よりダウンロードが可能です。
ダウンロードにはIDとパスワードが必要です。
[Circuit Tools ソフトウェアダウンロード]
[Circuit Tools_マニュアル]
[VBOX Test Suite ソフトウェア]
車両開発テストなどの市街地走行のデータ解析は、VBOX Test Suiteが適しています。
ソフトウェアの解析画面は、「ディスプレイ画面」、「データ画面」、「MAP画面」 、「映像画面」で構成されていて、データ画面のカーソルは、MAPや映像、ディスプレイと同期しています。
MAP画面
MAP画面では、衛星写真・地図・白地の3つの中から選択して、走行軌跡を表示することが可能です。
簡単なクリック操作で、画面の拡大/縮小を行うことができます。
MAP上のXマークは、データ画面と同期しています。
データ画面
データ画面では、記録したデータの中から好きなチャンネルを選択して表示することができます。選択したデータに対して、移動平均フィルタを加えたり、軸を調節することが可能です。
データ中央にあるライン(カーソル)は、MAP画面やディスプレイ画面、映像と同期しています。
こちらは直感的な操作で、画面の拡大/縮小が可能です。
映像との同期
Video VBOXシリーズは、映像も記録されているため、映像も同期されます。
映像も同様にカーソル位置に同期します。
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データロガー拡張オプション
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Mini Input Module (RLVDMIM01VID)
Mini Input Module は8つのアナログチャンネル(0 ~ 13.5V)、2つのデジタルチャンネル、2つの温度チャンネルを入力することのできるユニットです。DCの精度は、±10mVです。
(精度は比較的低いです。)
*接続ケーブル(RLCAB005-C) の購入が別途必要です。
[Mini Input Module カタログ_英文]
[Mini Input Module マニュアル_英文]
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Micro Input Module (RLVBMICIN01L)
Micro Input Module は非常に低コストな入力モジュールです。 エンジン回転数と4つのアナログチャンネル(0 ~ 14.5V)を入力することができます。
DCの精度は、±30mVです。 (精度は低いです。)
[Micro Input Module カタログ_英文]
[Micro Input Module マニュアル_英文]
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16bit アナログ入力モジュール (RLVBADC03)
8chのアナログ入力モジュールです。 電気的に絶縁されており、-50V ~ +50Vまでの信号を入力することができます。 DCの精度は、±0.4mVです。(精度が最も高いです。)
[16bit アナログ入力モジュール カタログ_英文]
[16bit アナログ入力モジュール マニュアル_英文]
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デジタル入力モジュール
4chのデジタル(周波数もしくはパルスカウンター)入力ユニットです。 周波数の入力範囲は1Hz ~ 20KHzです。 TTLレベルの信号から高い電圧の信号までを読み取ることができ、ABSの車輪速度信号やRPM、燃費計の信号を入力することができます。
[デジタル入力モジュール カタログ_英文]
[デジタル入力モジュール マニュアル_英文]
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温度入力インターフェースV2
温度入力インターフェースは、8ch のK-タイプ サーモカップルが入力できるインターフェースです。 -269 ~ +1375 °C の範囲の計測が可能です。
[温度入力インターフェースV2 カタログ_英文]
[温度入力インターフェース マニュアル_英文]
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IMU04 センサー (RLVBIMU04)
Racelogic社のIMU は3軸のMEMsジャイロと3軸のMEMs Gセンサーで構成されています。 ジャイロは±450deg/s、Gセンサーは±5Gまで測定が可能です。
ヨーレート・ロールレート・ピッチレート・XYZ方向の加速度を測定することができます。
[IMU04 カタログ_英文]
[IMU04 マニュアル_英文]
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車両CAN入力インターフェース (RLVBCAN02)
16chの車両CAN入力ユニットです。
Video VBOXには、元々CANを計測する機能がありますが、2系統のCAN(例えば、ボーレートが500kbpsと250kbpsの2系統)を入力したい場合に利用します。
[車両CAN入力インターフェース カタログ_英文]
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CANゲートウェイ (RLVBCGW01)
上記のオプションモジュール(IMUやアナログ入力モジュール)と車両CAN入力を同時に行いたい場合は、本CANゲートウェイの追加が必要です。
オプションモジュールは、CAN通信でVideo VBOXと通信しているため、そこに車両CANを繋いでしまうと、モジュールのCAN信号が車両に入ってしまい、車両が予期せぬエラーを起こす可能性があります。
そのため、このモジュールを使って車両CANに、他のCANが流れないようなゲートウェイを設置する必要があります。
利用する場合は、下の配線図のような接続となります。
[CANゲートウェイ カタログ_英文]
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接続例:
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HD2 オプション
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OLED ディスプレイ (RLVBDSP07-L)
非常に見やすくて、明るいOLEDを採用してたディスプレイです。 表示できるパラメータは、速度・横加速度・前後加速度・ラップタイム・最大速度です。
[OLED カタログ_英文]
[OLED マニュアル_日本語]
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VPRS 車間距離センサー (RLVPRS)
VBOX Precision Ranging System(VPRS) は、2 つのビーコン間の距離をUWB帯の無線で計測するセンサーです。
システムは非常にシンプルな構成になっており、電源を入れるだけで、100Hzの更新レートで最大50m の距離をCAN で出力します。
本センサーから出力された信号をVideo VBOXで同期して記録することが可能です。
詳細はVPRSのサイトをご確認ください>>>
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タイヤ温度センサー
走行中における各タイヤの表面温度をグラフィカルに記録して、解析することのできるセンサーです。
詳しくは、製品紹介ページをご確認ください。
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VBOX Video HD2用GPSアンテナ (RLVBACS262)
VBOX Video HD2用のGPS/GLONASS/Galileoアンテナです。 ケーブル長は3mです。
試験中にケーブルを誤って切断したときの対策として、予備をお持ちください。
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5A Li バッテリーパック (RLACS333L-US)
5A バッテリーパックはVideo VBOXにおよそ5時間電力を供給することのできるバッテリーです。 再充電はわずか3時間で完了します。
重量は550gと軽量な設計になっています。
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VBOX Video HD2 1080p カメラ- 3m (RLACS222)
VBOX Video HD2用の1080pカメラです。
- 1920 x 1080p
- 画角 133°
- 防塵・防水
- ケーブル長 3m
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VBOX Video HD2 1080p カメラ- 6m (RLACS222-6)
VBOX Video HD2用の1080pカメラです。
- 1920 x 1080p
- 画角 133°
- 防塵・防水
- ケーブル長 6m
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レンズ保護キャップ (RLACS240)
HD2 1080pカメラに取り付けて、レンズを傷から守ります。
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ログスタートストップスイッチ (RLACS237)
データの記録の開始と停止を手元で行うことのできるスイッチです。スイッチにはUSBソケットも付いていて、外付けハードディスク(FAT32でフォーマットしたもの)を接続してデータを記録することも可能です。
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CANスプリッターボックス (RLVBACS024)
Video VBOX のCAN (5pin) ソケットを3つに分岐します。複数のオプションユニットを接続する場合に、ソケット数を増やすために使用します。
[CANスプリッターボックス カタログ_英文]
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OBD Link (RLACS228) OBD Solutions OBDLinkLX
OBDIIの診断CANにアクセスして、データを取り出すデバイスです。HD2とはワイヤレスで通信します。
取り出せるデータとして、エンジン回転数や水温等のパワートレイン系のデータです。 これらのデータは、IDが標準化されているため、多くの車両で使用できます。(注:この標準IDの搭載は必須条件ではないため、車両によっては取得できない場合もあります。)
一般的にネットで販売されているOBD診断ツールと同じ機能です。
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OBDII コネクタケーブル (RLCAB069-3)
Video VBOX Pro (Lemo 5pin) ~ OBDII
車両CANデータ(ハイスピードCAN)をOBDIIコネクタから取り込む際に必要なケーブルです。 Racelogicでは、多数のCAN ID情報を提供しています。
注意:2018年以降の車両の多くは、OBDIIからCANが取れなくなっています。
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CANケーブル (RLCAB019L)
Video VBOX Pro (Lemo 5pin) ~ D-sub 9pin
車両CANデータをD-sub 9 pinから取り込む際に必要なケーブルです。 Racelogicでは、多数のCAN ID情報を提供しています。
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CAN プローブケーブル(RLVBCAB36)
D-sub 9pin ~ プローブ
車両CANデータをケーブルから取り込む際に、プローブ(針)で接続するケーブルです。利用するには、CANに関する知識が必要です。
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終端オープン CANケーブル (RLCAB015L)
Video VBOX Pro (Lemo 5pin) ~ 終端オープン
ケーブルの終端が加工されていない通信ケーブルです。
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終端オープン 電源ケーブル(RLCAB014L)
Video VBOX Pro (Lemo 2pin) ~ 終端オープン
ケーブルの終端が加工されていない電源ケーブルです。
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小型サクションマウント (RLACS233)
VBOX Video HD2用の1080pカメラをガラスに取り付けるためのサクションです。
Video VBOX 購入時には、カメラの数だけセットに含まれています。
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カメラクランプ (RLACS269)
VBOX Video HD2用の1080pカメラを車両フロントウィンドウに取り付けるためのマウントユニットです。 小型サクションマウント(RLACS233)と共に使用します。
Video VBOX 購入時には、カメラの数だけセットに含まれています。
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強力カメラクランプ (RLACS270)
VBOX Video HD2用の1080pカメラを車両フロントウィンドウに取り付けるためのマウントユニットです。 より強力に固定できるクランプです。
小型サクションマウント(RLACS233)と共に使用します。
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ロールケージ用カメラマウント (RLACS260)
カメラをロールケージに取り付けるためのキットです。
セットには、アルミ製マウント、ゴムシート、固定リング x2, タイラップが含まれます。
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ヘッドレストカメラマウント (VBJHMOUNT2)
車のヘッドレストを利用してカメラを取り付けるカメラユニットです。メータパネルのインジケーター等の記録をする際に便利です。
(本マウントにVBOX Video HD2純正カメラを取り付けるにはカメラクランプ(RLACS269 /270)が必要です。)
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128GB SDXCカード (VBJ-SD128GB)
VBOX Video HD2では、2GBから128GBまでのSDXCカードが利用できます。およそ1時間で8GBの容量が必要です。
推奨メーカーは、SanDisk・Kingston・Lexarです。
他メーカーの場合、動作しない場合がありますので、ご注意ください。
対応フォーマット:FAT32 もしくは exFAT。
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HD2専用収納ケース (RLACS232)
VBOX Video HD2専用のプラスチック収納ケースです。
サイズ:W38 x D14 x H26 cm
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Porsche911GT3CupGen2用VBOXHD2kit
(RLVBVDHD001P)
Porsche911GT3CupGen2向け専用のVBOX Video HD2のキットです。本体、取り付けブラケット、バックアップバッテリー、接続ケーブル等が含まれます。
ポルシェカレラカップジャパンで、VBOX Video HD2を使用する場合は、純正ケーブルでの接続が必要となりますので、こちらの製品をご購入ください。
また、すでにVBOX Video HD2をお持ちのお客様向けに付属品のみの販売も行っております。
お見積りは、最下段のお問合せメールアドレスに直接お問い合わせいただくか、お近くの販売代理店さんにご依頼ください。
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