Video VBOX Lite 10Hz





Video VBOX Lite 10Hz Data Logger
【モデル】
Video VBOX Lite 2 カメラキット + 4ch CAN
Video VBOX Lite 1 カメラキット + 4ch CAN
Video VBOX Lite 2 カメラキット + 4ch CAN + OLEDディスプレイ


Video VBOX Lite は、10Hz GPSデータロガーとアナログ画質のビデオレコーダー、車両CAN入力を組み合わせたシステムです。





Video VBOX Liteの特徴は、低価格製品であるという点です。 そのため、カメラの入力数は最大2ch、車両CAN入力は4ch(オプションで8chにアップグレード可能) に制限されています。
Video VBOX Liteは、上位モデルのVideo VBOX Proをベースに開発されており、多くの機能がVideo VBOX Proと共通しています。




映像データは、GPS測定データと同期されて、SDカードに保存されます。

GPS 計測では、速度・ラップタイム・走行軌跡・左右/ 前後加速度(GPS算出) 等を計測します。また、エンジン回転数やアクセル開度などの車両CAN入力も行なえるよう設計されています。

収録されたデータは、解析ソフトCircuitToolsソフトウェア(もしくはVBOX Test Suiteソフトウェア)を使用して詳しく解析することができます。



Circute Toolsソフトウェアを使用すると、サーキットでのライン取りや、どこでタイムが遅れたのか等を解析することが出来るようになります。

そのため、Video VBOX Liteは、サーキットでの運転解析運転トレーニングなどに最適な計測器となっています。

また、
Video VBOX Proの低価格版として、市街地での運転状況調査などにも利用可能です。





特徴

  • 10Hz GPS を搭載 (速度, 距離, 加速度, ラップタイム, 位置の測定をおこないます)
  • 最大2chのカメラ入力が可能
  • 映像の記録にはAVIのエンコードを採用 –アナログ画質 クオリティー
  • 記録される映像のレイアウトを自由に設定が可能 – メーター, バーグラフ, コースマップ等
  • 車両CAN入力が可能
  • USB 2.0 インターフェース
  • SD カードによる記録
  • 音声入力が可能
  • カメラと画面レイアウトの設定は、USB通信を通じて、画面を確認しながら行なえます)
  • 低価格プラスチックボディ
  • 設定/解析ソフトウェアが付属
  • Mini InputモジュールもしくはMirco Inputモジュールを接続して、アナログ入力が可能(車両CAN入力は利用できなくなります)
  • VBOX3i 100Hzシリーズと組み合わせて同期が可能


測定パラメーター と 精度

  • 速度   ±0.2km/h
  • 時間   0.1s
  • 緯度・経度   10m CEP (98%)
  • 高度   12m CEP (98%)
  • 垂直速度   ±0.4km/h
  • 方位   ±0.1°
  • 衛星数   
  • 前後加速度   ±0.5%
  • 横加速度   ±0.5%
  • 移動距離   <0.05%
  • 4 x CAN入力 (オプションで8chにアップグレード可能)


Video VBOX Lite 2カメラセットに含まれるもの

  • Video VBOX Lite 本体
  • 12V DC シガー電源ケーブル
  • GPS アンテナ
  • SD カード
  • USB設定用ケーブル
  • 580 TVL カメラキット - 3m
  • 420 TVL カメラキット - 3m
  • マイクロフォン
  • 前方カメラマウント
  • ソフトウェア各種(ダウンロード)



[Circuit Tools_解説ビデオ_英語]
[Circuit Tools_マニュアル_日本語]


[Video VBOX Lite カタログ_日本語]
[Video VBOX Lite マニュアル_日本語]

本製品はデモ機のご用意があります。



車両CAN の測定

車両CAN計測の機能は、VBOX データロガー製品の1つの特徴です。
Racelogic社では、独自に自動車メーカーのCAN情報を解析して、そのデータベースファイルを作成しています。
データベースファイルは、ID非公開のファイルとなっており、VBOXデータロガー製品のみで利用することが可能です。

VBOX 製品(CAN計測対応)をご購入頂きますと、このデータベースファイルが設定ソフトウェアにインストールされていて、利用することができます。

[VBOX 車両CANの測定カタログ_日本語]
[車両CAN データベースリスト (一部)_英文]




ソフトウェア

[画面レイアウト設定用 ソフトウェア]

画面レイアウト設定用ソフトウェアでは、Video VBOXで記録する画面のレイアウト設定を行います。 例えば、GPSからの速度をメータで表示されたり、サーキットの位置情報を表示させたりしながら、Video VBOXに記録されるデータを自由なレイアウトで設定します。車両CANから取得したアクセルペダル位置やブレーキ踏力などを表示することも可能です。





[Circuit Tools ソフトウェア]

サーキットでの運転解析は、Circute Toolsソフトウェアが適しています。



ソフトウェアの解析画面は、「ラップタイプ画面」、「映像画面」、「パラメーター画面」 、「データ画面」、「MAP画面」で構成されていて、データ画面のカーソルは、MAPや映像と同期しています。



複数の走行ラップを比較

ソフトウェアは、データから自動でラップタイムを検出します。(タップタイムを計測するためのゲートは、MAP画面で任意の場所を選択できます。ソフトウェアにサーキットの登録がある場合は、すでにゲートが設定されています。)

表示したいラップを選択することで、複数の走行ラップデータを重ねて比較することが可能です。 上の画像は、2つのラップを比較した例です。
ラップの比較は、ファイルを跨いでも行うことができます。 そのため、データさえ取ってしまえば、「お手本走行のデータ」と「自身の走行データ」を重ね合わせて比較することが可能です。



比較しているラップの映像も、データカーソルに連動します。また、この映像はGPS位置を使っているため、同じ位置での映像を比較します。そのため、映像からコース取り等の違いを確認することが容易になります。



デルタT

Circuit Toolsソフトウェアには、デルタTと呼ばれる特殊なチャンネルを計算する機能があります。
デルタTは、基準のラップ(赤)に対して、比較のラップ(青)とのタイム差が何秒あるかを計算したチャンネルです。このチャンネルを確認することで、どこでタイムを落としているのかが明確に分かります。

そして、タイムを落とした箇所を、映像等のデータを使って詳しく見ることで、自身の運転技術の修正に役立てることができます。






データロガー拡張オプション


Mini Input Module (RLVDMIM01VID)

Mini Input Module は8つのアナログチャンネル(0 ~ 13.5V)、2つのデジタルチャンネル、2つの温度チャンネルを入力することのできるユニットです。DCの精度は、±10mVです。 (精度は比較的低いです。)

*接続ケーブル(RLCAB005-C) の購入が別途必要です。
*本モジュールを使用するとVideo VBOX Liteの車両CAN入力が利用できなくなります。

[Mini Input Module カタログ_英文]
[Mini Input Module マニュアル_英文]





Micro Input Module (RLVBMICIN01L)

Micro Input Module は非常に低コストな入力モジュールです。 エンジン回転数と4つのアナログチャンネル(0 ~ 14.5V)を入力することができます。 DCの精度は、±30mVです。 (精度は低いです。)

*本モジュールを使用するとVideo VBOX Liteの車両CAN入力が利用できなくなります。

[Micro Input Module カタログ_英文]
[Micro Input Module マニュアル_英文]




<接続例>








Video VBOX Lite オプション


OLED ディスプレイ (RLVBDSP04-M)

非常に見やすくて、明るいOLEDを採用してたディスプレイです。 表示できるパラメータは、速度・横加速度・前後加速度・ラップタイム・最大速度です。 アルミボディで操作性に優れ、完全防水のディスプレイです。 接続ケーブル(RLCAB063M)も付属しています。

[OLED カタログ_英文]
[OLED マニュアル_日本語]



OLED ディスプレイ (RLVBDSP05-M)

非常に見やすくて、明るいOLEDを採用してたディスプレイです。 表示できるパラメータは、速度・横加速度・前後加速度・ラップタイム・最大速度です。 プラスチックボディの低価格ディスプレイです。機能はRLVBDSP04 と全く同じです。接続ケーブルは本体と一体になっています。

[OLED カタログ_英文]
[OLED マニュアル_日本語]



4.3 インチ カメラプレビューモニター (RLACS217-M)

4.3インチ カメラプレビューモニターは、Video VBOX のカメラの映像をリアルタイムで確認することのできるモニターです。 
Video VBOX本体の”AUX”コネクタに接続することで、リアルタイムでのカメラの映像を確認できますので、カメラの配置の 微調節に便利なアイテムです。





Video VBOX Lite用GPSアンテナ (RLACS070)

Video VBPX Lite用のGPSアンテナです。 ケーブル長は3mです。
試験中にケーブルを誤って切断したときの対策として、予備をお持ちください。







5A Li バッテリーパック (RLACS112M-US)

5A バッテリーパックはVideo VBOXにおよそ5時間電力を供給することのできるバッテリーです。 再充電はわずか3時間で完了します。
重量は550gと軽量な設計になっています。







580TVL カメラキット - 3m (RLACS134)

画面解像度の高いVideo VBOX Lite 用のカメラです。

  • 580TV Line (High Res)
  • 画角 82°
  • 防塵・防水
  • PAL もしくは NTSC を選択
  • ケーブル長 3m




420TVL カメラキット - 3m (RLACS135)

画面解像度の低いVideo VBOX Lite 用のカメラです。

  • 420TV Line(Low Res)
  • 画角 72°
  • 防塵・防水
  • PAL もしくは NTSC を選択
  • ケーブル長 3m




580TVL カメラ用保護ガラス (MB21HQXGLASS)

580TVLカメラには、レンズを傷つけないように、保護ガラスが取り付けられています。保護ガラスが割れてしまった場合は交換が可能です。






420TVL カメラ用保護ガラス (ADR120GLASS)

420TVLカメラには、レンズを傷つけないように、保護ガラスが取り付けられています。保護ガラスが割れてしまった場合は交換が可能です。






カメラ延長ケーブル 3m (RLCAB099)

カメラのケーブルを3m延長することができます。







ログスタートストップスイッチ (RLACS164-MUP)

データの記録の開始と停止を手元で行うことのできるスイッチです。スイッチにはUSBソケットも付いていて、USBメモリーや外付けハードウェアを差し込んでデータを記録することも可能です。




500GB 外付けHDD (RLACS146)

Video VBOXに接続できる外付けHDDです。 Video VBOXは1時間に3GBの容量が必要となります。 長時間のテストをする場合に便利です。 外付けHDDを使用するには、ログスタートストップスイッチ (RLACS164-MUP) が必要となります。

また、外付けHDDは、リムーバルディスクとして認識するようにフォーマットをする必要があります。(F:ドライブ等では認識しないので、ご注意ください。)





カメラアダプターケーブル (RLACS136)

外部のカメラをVideo VBOXに接続するためのアダプターケーブルです。 コンポジット端子になっており、NTSC もしくは PAL 形式のカメラ入力を行えます。






OBDII コネクタケーブル (RLCAB069M-3)
Video VBOX Lite (Mini DIN) ~ OBDII

車両CANデータをOBDIIコネクタから取り込む際に必要なケーブルです。 Racelogicでは、多数のCAN ID情報を提供しています。

注意:2018年以降の車両の多くは、OBDIIからCANが取れなくなっています。






CANケーブル (RLCAB019M)
Video VBOX Lite (Mini DIN) ~ D-sub 9pin

車両CANデータをD-sub 9 pinから取り込む際に必要なケーブルです。 Racelogicでは、多数のCAN ID情報を提供しています。






CAN プローブケーブル(RLVBCAB36)
D-sub 9pin ~ プローブ

車両CANデータをケーブルから取り込む際に、プローブ(針)で接続するケーブルです。利用するには、CANに関する知識が必要です。 




終端オープン 電源ケーブル(RLCAB014M)
Video VBOX Lite (Mini DIN) ~ 終端オープン

ケーブルの終端が加工されていない電源ケーブルです。






小型サクションマウント (RLACS233)

580TVL, 420TVLカメラをガラスに取り付けるためのサクションです。

Video VBOX 購入時には、カメラの数だけセットに含まれています。






前方カメラマウントユニット(RLACS116)

580TVLカメラを車両フロントウィンドウに取り付けるためのマウントユニットです。 小型サクションマウント(RLACS233)と共に使用します。

Video VBOX 購入時には、カメラの半数がセットに含まれています。

*420TVLカメラには利用できません。




ヘッドレストカメラマウント (VBJHMOUNT2)

車のヘッドレストを利用してカメラを取り付けるカメラユニットです。メータパネルのインジケーター等の記録をする際に便利です。 
(本マウントにVideo VBOX純正カメラを取り付けるには前方カメラマウント(RLACS116)が必要です。)




32GB SDHCカード (VBJ-SD32GB)

Video VBOXでは、最大32GBまでのSDHCカードが利用できます。32GBのSDカードを使用した場合、およそ10時間のデータを記録することができます。

推奨メーカーは、SanDiskです。
他メーカーの場合、動作しない場合がありますので、ご注意ください。 



CAN入力チャンネルの増設(RLVDLCH4)

Video VBOX Lite は、標準で4chのCAN入力を備えています。 このCAN入力は、車両CAN-Bus情報にアクセスすることで、エンジン回転数やステアリング角度、アクセル開度などの情報を読み込むことが可能になります。

CAN入力チャンネルが4つでは足りない場合に増設することができます。 Video VBOX Liteでは最大8chまで拡張できます。  




AiM 接続ケーブル(RLCAB145M)
Video VBOX Lite (DIN 6pin) ~ AiM (CAN 5pin)

AiM dashboard もしくは AiM Smarty Cam システムに接続してCAN情報を取得するためのケーブルです。

本機能を利用するためには、予め上記の「CAN入力チャンネルの増設」をご購入ください。

設定方法はこちらを参照してください。





1)  製品価格は、電話もしくはメールにてお問い合わせください。

2) 本体の保証期間は1年です。

3) すべてのVideo VBOX Lite システムには、日本語マニュアル、ソフトウェアCD、5年間のサポート契約が含まれています。
サポート契約には、メール/電話での技術サポート及びソフトウェア/ファームウェアのアップデート権利が含まれます。