LDW(白線逸脱警報) & レーンキープ評価-直進




LDW / レーンキープアシストシステムは、事故を回避したり、事故の災害を低下させることが証明されており、こんにちでは多くの車両で採用されています。このシステムは自車と白線の位置関係をモニタリングし、白線を逸脱しそうな場合にドライバーに警告をしたり、車両を元のレーンに戻す操作を実施します。

このシステムの性能を確認するために、米国 National Highway Traffic Safety Administration (NHTSA) では、NCAPでの評価試験を採用しており、白線逸脱75cm前から逸脱後30cm以内にシステムが作動することを確認しています。

Racelogic社の提供するADASテストシステムは、リアルタイムで白線までの距離を測定することのできるシステムです。白線までの距離は±2cm の精度で測定できます。 システムは、VBOX3i SL-RTK (もしくはVBOX3iR10G10) と固定基地局で構成されます。



《測定チャンネル》

  • 車両右フロントから白線までの距離

  • 車両右フロントの横速度

  • 車両右フロントの逸脱予測時間    

  • 車両左フロントから白線までの距離

  • 車両左フロントの横速度

  • 車両左フロントの逸脱予測時間

  • 測位ステータス

  • アナログ信号

  • デジタル信号

  • 車両CAN信号

  • 映像 (オプション)



《特 徴》

  • NHTSA NCAP 【LANE DEPARTURE WARNING SYSTEM CONFIRMATON TEST】 の要求仕様を満たすGPSセンサー(2cm) ・YAWレートセンサーを採用。

  • 100Hzのデータ記録機能を持っており、VBOXシステムのみで試験を完結することができます。

  • 車両CAN入力機能を持っており、アラーム発生時のフラグ信号をGPSと同期して記録できます。

  • 白線までの距離などの各パラメータを外部の計測システムにCAN出力することが可能です。

  • 機器の車両への搭載時間は30分程度です。

  • 白線までの距離や横速度 などのチャンネルはソフトウェアが自動で計算を行います。

  • Video VBOX と組み合わせることで、映像を同時に記録することができます。




《サンプルデータ》

次のグラフはVBOXで測定したデータのサンプルです。(US-NCAP LDW test)
テスト車両は72.5km/hで走行しています(赤)。 

 


白線までの距離は青色で表示され、データの後半で次第に白線に近づき、逸脱していることがわかります。
VBOX ADAS システムは横速度を算出して表示することができます(緑色)。
VBOXは車両CAN情報を同期して記録することができるので、白線逸脱警報信号を表示することができます(ピンク)。これにより、逸脱何cm前後に警告が発生したかどうかを確認することができます。


Video VBOX を利用すると、映像とGPS情報を同期して確認することもできます(下図)。







《ダウンロード》


New_VBOX Setupソフトウェアを使った設定手順書(固定基地局、シングル、補正OFF)
New_VBOX Setupソフトウェアを使った設定手順書(固定基地局、デュアル、補正OFF)
New_VBOX Setupソフトウェアを使った設定手順書(電子基準点、シングル、補正OFF)
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IMUのDBC。 右クリックして、『対象をファイルに保存』してください
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