EURO NCAP - LDW/LKA




2016年より、EURO NCAPに白線逸脱サポートの評価が追加されます。
本試験はLDW と LKA の評価を行う試験で、GPS とステアリングロボットが必要になります。

試験の概要(LKAの場合):

白線の横を72km/h で走行をして、システムに白線を認識させます。 
その後、1200mの旋回半径で白線方向に操舵を行い、指定された横速度を発生させて白線に寄せて行きます。
ここまでの操作をステアリングロボットを使って行い、その後、ステアリングロボットの制御を切り離す必要があります。

その後、車両のLKAシステムはステアリング操作に介入して、車両をレーン中央へと戻していきますが、そのときの白線までの距離を計測して、評価を行います。



本試験の特徴:

1. 本試験ではステアリングロボットによる軌跡追従の機能が必要となります。
2. 白線との距離を計測するために、RTK GPS (2cm) 精度が必要です。
3. LKAの介入を妨げないよう(人の意思で操作されていると車両が認識しないよう)、軽くて抵抗の低いステアリングロボットが必要です。

弊社では、上記条件を満たすシステムの販売を開始しました。
システム構成は以下のようになります。


<GPS計測>
VBOX 3i SL RTK (既存のVBOX3i SL RTK もファームウェアアップグレードで利用できます。)
IMU04(3軸加速度計+3軸ジャイロ)
固定基地局

<ステアリングロボット>
Vehico社製: Light ウェイト ステアリングロボット
軌跡追従オプション

注:一部開発中の製品も含みます。


《測定チャンネル》

  • DTLC: タイヤエッジから白線までの距離

  • TTLC: 白線逸脱予測時間    

  • X - Y ポジション

  • 縦速度

  • 横速度

  • ヨーレート

  • ステアリング角度

  • ステアリング操舵速度

  • 車両CAN信号

  • 映像 (オプション)



《特 徴》

  • EURO NCAP 【TEST PROTOCOL - LANE Support System】 の要求仕様を満たすGPSセンサー(2cm) ・YAWレートセンサー、ステアリングロボットを採用。

  • 100Hzのデータ記録機能を持っており、VBOXシステムとVehicoステアリングロボットで試験を完結することができます。

  • 車両CAN入力機能を持っており、アラーム発生時のフラグ信号をGPSと同期して記録できます。

  • 白線までの距離などの各パラメータを外部の計測システムにCAN出力することが可能です。

  • Vehicoステアリングロボットは、軽くて抵抗の低いモデルをADAS試験向けに開発

  • Video VBOX と組み合わせることで、映像を同時に記録することができます。




《実績》

ドイツのGerman Federal Highway Institute (BAST) にて、EURO NCAP - Lane Support の予備テストで、ロボットの有効性を確認しています。

* Vehico社製ロボットは、コマンドプログラムによって操作方法を定義できるため、今後新たな試験が追加されても、お客様の方ですぐにプログラムを追加してテストを行うことが可能です。 





《ダウンロード》

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